通貨制度
近世から近代へ。開国した日本にとって海外の国と貿易するリスクと直面することになります。江戸時代は米本位制で総じて安定した物価でしたが、開国したとたん金銀為替格差により、日本から国外へ金が流出して極端なインフレが起こり、物価が不安定になりま…
前回は日本銀行を設立し、銀本位制を確立し、通貨がようやく安定したところまでまとめました。ここから金本位制の導入です。これが苦難の道なんですよね。 kyoyamayuko.hatenablog.com kyoyamayuko.hatenablog.com 今回も松元崇さんの本についていきたいと思…
こちらのblogの続きになります。江戸から明治へ。いったい何が起こったのか。 kyoyamayuko.hatenablog.com 松元崇さんの本をまとめていきます。 太政官札の価格維持 幕末の金の大量流出で、明治維新政府が通過政策として最初に取り組んだのが、太政官札の価…
松元崇さんの本を通して、財政・金融面からなぜ日本は戦争を選択したのかをまとめたのがこちらの記事ですが、軍部の財政・金融政策がいかにおかしかったかを理解するためには通貨制度を理解する必要があります。が、それを通史と一緒にまとめるとややこしく…