kyoyamayukoのブログ

私の墓にはルピナスを飾っておくれ

「心の理論」がインストールされていなかった

目から鱗が落ちた本。 「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書) 作者:水島広子 発売日: 2018/03/23 メディア: Kindle版 気持ちのやりとりができない父親のことは少女時代から違和感を感じていた。そのせいもあってか家族問題や親子関係の本を多数…

ケアの倫理ー近代的自我を相対化する重要な概念

ケアの倫理について分かりやすくまとめてあり、勉強になったので概念を整理したい。 「第1章 母性研究の戦略とケア・フェミニズム」から引用してまとめる。 3 ケアー女性の経験と思考の可視化[23-27] 母性研究は母性と近代的自我を対置。本署ではケアの倫…

「医療や福祉における悲惨は善意の顔してやってくる」

すごい本でした。 今まで読んだ「心の病気」関連の本の中でこれ以上にわかりやすい本はないのではないだろうか。中学生向けの本ですが、大人が読んでも十分読みごたえがあります。わかりやすいのに奥行きがあります。 心の病気ってなんだろう? (中学生の質…